イギリスアンティーク家具について
イギリスのアンティーク家具は、
その繊細さ、優雅さ、存在感により多くの人々に愛されています。
英国家具は歴史的背景や文化と深く結びついており、
さまざまな様式が存在します。
引き締まったかっこいいデザインが多いイギリスアンティーク家具。
今回は、イギリスのアンティーク家具の特徴を脚を中心に簡単にご紹介させていただきます。
ツイストレッグ
17世紀のジャコビアン様式の頃に流行したデザインになります。
ゲートレッグテーブルなどでおなじみの脚のデザインですよね。
ツイストレッグは、ウッドターニングという、木材を回転させて、そこにノミのような刃物を当てて彫る技法によって作られています。
ウッドターニングの中でもっとも代表的なものといえるのが、このツイスト(バーリーシュガーツイスト)です。
イギリスでツイストが作られ始めたのは、17世紀中頃と言われています。
ジャコビアン様式の時代に流行し、その後いったん使われなくなりなりますが、
ヴィクトリア期(19世紀末頃から)に工作機械の発展とともに再流行し、現在でも高い人気を誇ります。
カブリオールレッグ(猫脚)
18世紀初頭のイギリスのアン女王期に生じたクイーンアンスタイルは
カブリオールレッグと呼ばれる、動物の脚を模した曲線的な脚が特徴とされております。
テーパードレッグ(スペードフット)
テーパードレッグ(スペードフット)と呼ばれる先に行くほど細くなったデザインは
エドワーディアン(1910年頃)の頃に流行したデザインです。
エドワーディアンの頃には比較的直線的なシルエットで、
彫刻よりも杢目やインレイを使った装飾が流行したそうです。
まとめ
いかがでしたか?
イギリスアンティーク家具と言っても、時代によって特徴は様々。
私もまだまだ勉強中ですが、知れば知るほど面白い、これがアンティーク家具の魅力ですよね。
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