つまるところ「アンティーク」って何?
アンティーク= ヨーロッパクラシックデザイン?
長くアンティーク家具販売に携わってきていますが、
年々「アンティーク」という概念が変わってきているのを感じます。元々アンティーク家具がお好きな方からすれば
「アンティーク家具」という概念が変わると驚かれるかもしれませんね。
アンティーク家具とは・・・
「アンティーク」というワードが身近になったように感じます。
一般的なイメージとしては、「100年前の時代が付いたもの」が「アンティーク」と呼称されます。
言い回しが少し変わって、『アンチーク、アンティック、アンチック』など揺れがありますね。
この100年という基準は、1930年代のアメリカの通称関税法に記載されている
「100年以上の古い美術品や工芸品、手工芸品」というものからです。
実際クラシックデモダンで扱っているアンティーク家具は、
1920年代のものが多く、上記の基準では「アンティーク家具」ではないのかもしれませんが
あくまでアメリカの基準のため、実際に買付に行く際
現地ではちゃんと「アンティーク家具」として見つかっているものたちです。
アンティークテイストとは・・・
「アンティーク風」「アンティーク調」と呼ばれるものが「アンティークテイスト」を指します。
いわゆる『ヨーロッパクラシックデザインを新しく作ったもの』が、こちらに当たります。
別称として、「リプロダクションアンティーク」「レプリカ」などの言い回しもありますが、
日本国内であれば、「アンティーク風」「アンティーク調」「クラシック家具」が身近ですね。
目にする「アンティーク」の変化
冒頭でお話していた
年々「アンティーク」という概念が変わってきている。
こんなふうに感じるのは、初めてアンティーク家具やアンティークテイストに
触れられる方がならわかりやすいと思います。
大手オンラインショッピングモールでの「アンティーク」の呼称が
上記の概念というより「デザイン」という括りになってきています。
なので、初めて知る方になればなるほど
「アンティーク(テイスト)」 が 「アンティーク」 として受け取られているようです。
まとめ
アンティーク家具のプロからすると
お客様と話して感じたことを書かせていただきました。
もちろん、アンティークの世界に入るには
どちらからでも大歓迎です。
アンティークも「多様性」の時代になりましたね。